酒は持病と服用薬の関係でいかんのですが、もうえーやん
勝手に解禁。
と、夜中に思い立ち、
真っ暗な酒蔵からごそごそと常温熟成酒を持ち出す
今宵の日本酒は、
「奥鶴 上撰」 2012年、2013年06月瓶詰め、千田酒造(株)、宮城県栗原市栗駒
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| 奥鶴 上撰 千田酒造、宮城県栗原市栗駒 |
地元の酒の会で口開けしたにもかかわらず、ほとんど誰も見向きもせずに
まるまる残ったままのものだそうだ
1年前以上前に栗原の知人からいただいたのだが、
香りだけかいで、
「じゃぁ少し寝かせてみましょう」
といい自宅の酒蔵へ持ち帰った
奥鶴は宮城県栗原市の旧栗駒町の千田酒造の銘柄
純米系の栗駒山は活性炭濾過をせず、全量冷蔵貯蔵、出荷量はわずか200石
そのおかげで、米らしさを味わえるシンプルで骨のある酒が醸されている
いただいて以来、常温保存で1年半寝かせた上撰
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| 2年常温熟成の品の良い色合い |
「キュッ、トクトクトク」
恐らく香りは控えめなので、大ぶりのグラスへ
色は淡く優しい黄色味を帯びる
ゆらゆらと、くゆらす
「う~ん、、、いいね」
甘みを感じる穏やかな香りはとてもよい気配を醸している
そして、米らしい優しい味わいは冷やさずに常温~ぬる燗でいただきたい
うっすらと感じられるトーストや栗の風味
そして、どこか青い果実のようなすっきりとした感じがほのかに香る
ひね感はなく、とてもよい状態だ
甘み、酸、キレ、苦味(良い意味で)、旨味、どれをとっても優しく、雑味なく繊細
とても穏やかな一杯
ひとしきり楽しんだあと
昭和初期の骨董品、
錫の徳利で浅めに燗をつける
ぬる燗だ
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| 座主窯の揺れるお猪口、宮城県栗原市花山 |
ふわっ、、、と、栗のような風味と甘みが強調され
濃蜜な香りが心身共に疲れを癒してくれる
さらに、
燗冷ましでは蜜の風味、旨味がぎゅっと凝縮し、
本質が濃く深みを帯びてくる
至福のひとときだ
この酒はぬる燗と燗冷ましでこそ真価をを発揮する
もちろん常温も言うことなし
栗原市のクリは大地からの賜物
今夜は栗原市花山の座主窯のお気に入りの盃酒
起きあがりこぶしのように揺れるお猪口
これがとてもたのしい気分にしてくれる
(いずれ、また窯にお邪魔したいなぁ、
その時はゆらゆら徳利を!)
ゆらゆらと揺らしながら心地よい酔いに浸る
「あ~、いい一日だった、いい夜だった」
上撰とはかくあるべき、まさにそんな酒だ
是非、1年~2年寝かせてほしい
純米だけが日本酒じゃあない
上質な上撰や本醸造にであうと、純米をこよなく愛するわたしもそう思わずにいられない
そして、
地元に愛されてほしい酒だと切に感じる



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