2014年11月1日

マイナーですが奥鶴 上撰。宮城県は栗原市、旧栗駒町の地元酒

数年ぶりの投稿

酒は持病と服用薬の関係でいかんのですが、もうえーやん

勝手に解禁。

と、夜中に思い立ち、

真っ暗な酒蔵からごそごそと常温熟成酒を持ち出す

今宵の日本酒は、


「奥鶴 上撰」 2012年、2013年06月瓶詰め、千田酒造(株)、宮城県栗原市栗駒


奥鶴 上撰 千田酒造、宮城県栗原市栗駒


地元の酒の会で口開けしたにもかかわらず、ほとんど誰も見向きもせずに
まるまる残ったままのものだそうだ

1年前以上前に栗原の知人からいただいたのだが、

香りだけかいで、
「じゃぁ少し寝かせてみましょう」
といい自宅の酒蔵へ持ち帰った

奥鶴は宮城県栗原市旧栗駒町千田酒造の銘柄

純米系の栗駒山は活性炭濾過をせず、全量冷蔵貯蔵、出荷量はわずか200石
そのおかげで、米らしさを味わえるシンプルで骨のある酒が醸されている

いただいて以来、常温保存で1年半寝かせた上撰

2年常温熟成の品の良い色合い
そろそろ、飲み頃では、、、

「キュッ、トクトクトク」


恐らく香りは控えめなので、大ぶりのグラスへ


色は淡く優しい黄色味を帯びる


ゆらゆらと、くゆらす


「う~ん、、、いいね」


甘みを感じる穏やかな香りはとてもよい気配を醸している


そして、米らしい優しい味わいは冷やさずに常温~ぬる燗でいただきたい


うっすらと感じられるトーストや栗の風味

そして、どこか青い果実のようなすっきりとした感じがほのかに香る
ひね感はなく、とてもよい状態だ

甘み、酸、キレ、苦味(良い意味で)、旨味、どれをとっても優しく、雑味なく繊細

とても穏やかな一杯



ひとしきり楽しんだあと

昭和初期の骨董品、
錫の徳利で浅めに燗をつける

ぬる燗だ

座主窯の揺れるお猪口、宮城県栗原市花山

ふわっ、、、と、栗のような風味と甘みが強調され

濃蜜な香りが心身共に疲れを癒してくれる

さらに、

燗冷ましでは蜜の風味、旨味がぎゅっと凝縮し、
本質が濃く深みを帯びてくる

至福のひとときだ


この酒はぬる燗と燗冷ましでこそ真価をを発揮する

もちろん常温も言うことなし

栗原市のクリは大地からの賜物


今夜は栗原市花山の座主窯のお気に入りの盃酒


起きあがりこぶしのように揺れるお猪口
これがとてもたのしい気分にしてくれる
(いずれ、また窯にお邪魔したいなぁ、
その時はゆらゆら徳利を!)

ゆらゆらと揺らしながら心地よい酔いに浸る


「あ~、いい一日だった、いい夜だった」


上撰とはかくあるべき、まさにそんな酒だ

是非、1年~2年寝かせてほしい
純米だけが日本酒じゃあない
上質な上撰本醸造にであうと、純米をこよなく愛するわたしもそう思わずにいられない

そして、

地元に愛されてほしい酒だと切に感じる


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