2009年11月2日

シャトー ル トレフォン 1986

20091030

CHATEAU LE TREHON 1986/LACHETEAU

今宵は大当たり年1986年のACメドック熟成酒

しっとりと良いな熟成を感じる濃いガーネット色は澄み渡っている
すごい25年も経つのにこの若い色合い
色見ただけでおいしそうだね
かぁさんとそんな一声があがる

今夜はご馳走
・鴨の団子汁
・ヤーコンのキンピラ
・チーズ:マンチェゴ


「鴨だよ!カモ!」
「’86飲んじゃう?」
「飲んじゃおっか!」

いうことで、お試し兼ねて飲んでみることに

一杯目、注いだとたんに
「おー!いい香りだね!!」
「おー!」

黒い果実の香りと味わいがしっかりとしている
粉っぽさと共にタンニンをやや強く感じるも透明感があるという不思議な美味しさ

しっかりとしたスタイルからは、
フランス南部の寒いところ
そして
河のほとりの古城を連想するような
さびしさ、冷たさ、寒々しさを感じる

それでも、甘み、辛み、溶け出したタンニンがすべてにゆきわたり
バランスの良い凝縮した旨味が素晴らしい
熟成感もあるけれども、まだ若さも感じられる


2杯目
明るさが顔を出し始める
でも、それは寒々しい曇り空のもと
古城の中に人々が集っているようなぬくもり感

後味に“きゅーん”とくる酸が全体の印象を引き締め、
ほっとする明るさ、ランプの明かりのような柔らかい心地を感じる

鴨団子と共にいただくと、クリヤなバランスが素晴らしく、
とても相性がいい


さらに、
3杯目では、香りに複雑さが増し、
味わいが共にのってくる
ヤーコンのきんぴら、特にこれに添えられた白ごまの香りと相性抜群だ


あまりの、美味しさに追加購入!
と思ったら、当然の売り切れごめんTOT

残る在庫はほかのワインとのセットもののみのようです

うーん、こんな熟成酒
たまには飲みたいよねぇ



2009年7月11日

キウイ キュヴェ・ピノ・ノワール[2006] ラ・シュトー

20090710

KIWI CUVEE PINOT NOIR 2006/LACHETEAU

今夜はニュージーランド出身の造り手ラ・シュトーが
ロワールで醸したピノノワール
なんと、ぶどうはコルシカ島でつくっているという
かなりの変わり種

今夜はご馳走
特大ロールキャベツ
これがまた旨いのだ
やっぱり赤でしょ
なんか、やさしい赤がいいね
ということで飲んでみることに

このワイン、ひとことでいうと
“かわいらしい”

とてもスパイシーなのに、
どこか、とてもキュートな味わいがある
最初は若々しくアルコール感が立ち上ってくるけれども
だんだんと赤い果実味やプラムのような雰囲気が
硬さや強さを和らげてくれる

でも、飲めば飲むほどピノノワールの印象から
離れてゆくようにも感じる(悪い意味ではなく)、、、
ピノドニスのようなイメージかな

これはこれでありです
素直に美味しい
ペロッと飲んでしまいました

今宵はかわいらしい映画を見ながら、



邦題“ウォルター少年と、夏の休日”


こちらも、なかなかよかったです



ユー・アー・ソー・クール(2007) ナナ・ヴァン・エ・カンパニー(クリスチャン・ショサール)

20090708
今日はお世話になった
岩渕さんの通夜に出席
心よりお悔やみ申し上げます

帰宅後、献杯の意を込め、
昨日に続き、自宅玄関前で七輪に火を入れ、
かぁさんと二人夜空へ献杯!


今夜は
○ムロアジ・・・焼きと〆アジ
○はまぐり・・・焼き焼き

そして、

フランスはロワールの雄
クリスチャン・ショサールのネゴシアンワイン
ぶどう品種はソーヴィニヨン・ブラン

これが、また夏の夜にぴったり
青い草のような香り、
ミネラル感とフレッシュ感、
そして易しめの酸がワインの引き締め役に

それから、ビールの酵母のような香り

もちろんはまぐりのエキスはグッときます



の献杯は2度3度となくつづき、
やっぱりきていました
ホタル!
今日はsoraが寝ている部屋の窓に
昨日とは種類が違うようで
夜遅くまでじっと
緑色の光を放ちつづけていました

また、きてね
ありがとう


2009年7月10日

クロ・ロレンヌ[2006] ボデガ・イ・ビネドス・ポンス

久しぶりの投稿 2009.07.07



今年初、かぁさん待望のバーベQ
七輪で火を焚きなんでも焼いちゃいます

じいちゃんの手みやげの
○鰻(中国産)
とうもろこし


いつもの食材、
佐々恵農園の肉厚ピーマン
佐々恵農園のナッツトマト
揚げ焼き好きとぉさん用に
○絹厚揚げ
お決まりの
○ソーセージ

今夜は満月の七夕
でも、星の見えない夜空に向かって乾杯
Clos Lojen 2006/Bodegas Y Vinedos Ponce
スペイン 赤ワイン
ぶどう品種はボバル

デイリーでこんなに楽しい赤ワインは久しぶり
昼間から、グラスで飲みたい気分にもさせてくれます
うん、楽しい!
そんな印象が前面に出たワインです

炭焼きはもちろんどれもこれもほっぺがニヤツク旨さ
やっぱり夏は外

そんな中、かあさんが玄関先にみつけました
なんと“ホタル”
え!なんでこんなところに!

静かにグラスを傾け
青白く、力強く光る明滅を
暫し眺めていました

が、ふっといなくなりました

驚きと、よろこびと、
七夕の夜の静かなひとときをほんとうにありがとう


本日、とてもお世話になった方が亡くなりました
享年78歳
とても残念でなりません
でも、きっと、美味しそうな匂いと酒に誘われて
寄り道したんじゃないかな
あとで、夫婦でそんな話しをしていました
最後まで、想い出をつくってくれました
ありがとう、岩渕さん


七夕の夜空へ
献杯!


2009年6月7日

モルゴン2002/フレデリックコサール

体調やら
酒控えやら

飲んでもすぐ寝ちゃうやら

そんなこんなで

ほぼ一年ぶりの投稿になってしまいました

さてさて、昨夜は

をいただきました





とぉさんにはとても思い出深いモルゴン

フランスはボジョレー地方でつくられる

ガメイ種の赤ワイン




そうは思えないガメイ本来のポテンシャルが
この畑からはつくりだされています


抜栓直後、上の方
強烈な獣臭

「おおおぅっ、、、これぞモルゴン」

男っぽく
野性味溢れる野獣のような香り
でも、飲んでみると意外にも
華やかで、しっかりとした酸が
バランスをととのえています
ビオらしい、奥ゆかしさも感じられ、


かぁさんと顔を見合わせて

「んまいね!」

さすがです
シャソルネイのピノを男っぽくしたようなワイン


知るうる限り、
モルゴンの素晴らしい造り手たちはどれも
ボトルの上から下まで
驚くほどにに変化が激しく
1本でたくさんの驚きや楽しみを与えてくれます
まるで玉手箱のようなワイン

中間付近から下方へゆくと
張りと膨らみが増して
どんどんエレガントさを増してきて、、、
それとともに、
獣臭が和らぎ絵の具のような香りもでてくる
深い深い穴の中へ沈んでゆくような印象
かぁさんがひとこと

「田舎の都会みたいなワイン」

まさにそんな感じ
田舎っぽいけど田舎臭くはない
都会っぽいけどアウトローな感じ

モルゴンは野性的でいて知性的
不思議な魅力の詰まったワインです

スペインの代表的なチーズ
マンチェゴとの相性は抜群